こんにちわ、横浜モダンジャズクラブのホームページです。
2007年横浜モダンジャズクラブ
今年、横浜モダンジャズクラブはメンバーの入れ替わりがありました。アルト・サックスに西沢英世さんを迎えて2回のリハを終え、確かな手ごたえを感じています。編成は同じですが西沢英さんの参加でひと味、ふた味違ったサウンドをお聴かせ出来ることと思いますのでどうぞお楽しみに。今年もYCAのイベントを軸にできるかぎりの活動をしたいと思いますのでご協力のほどお願い申し上げす。
最近のYCAイベント
11月26日(日)に関内・太田町のヨコハマNEWSハーバー(旧神奈川新聞社)でYCA主催のジョイントコンサートが開催されました。
横浜モダンジャズクラブはStella by starlight、Woody'n youなど4曲を演奏しました。
今年はコンサートホールではありませんでしたが飲食のできる会場で、音響もまあまあの出来で演奏する側も聴く側も楽しんでいただけたのではないかと思います。
リハーサル予定
次回リハは2月11日【日】に新横浜のスタジオOZで17:30より行います。
集合リハは毎月、@第2および第4日曜日、Aいづれかの土曜日の夜、B第1および第3日曜日の夜、の優先順位で 月に2回ほど予定を組みます。詳しくはイベント予定ページをごらんください。
Best Ensembleを求めて
前稿ではM・デビスのアルバム、カインド・オブ・ブルーとマイルス・イン・ベルリンの中からSo Whatの冒頭ソロフレーズを
題材にして二つのアルバムの間の時間的経過の中での変化を考えてみました。
今回は同じ演奏例から、モーダル・フレージングというものについて少し深く考えてみたいと思います。
下にある参考譜例はアルバム「カインド・オブ・ブルー」(a)と「マイルス・イン・ベルリン」(b)から、M・デビスによるそれぞれ ファーストコーラス16小節の比較です。
Modeにのっとってソロを展開する際、そのフレーズを創るための注意事項として、
Center
Toneを常に意識する。
Center
Toneを長く演奏したり、頻出させたり、フレーズの終音にすることによります。
Modeの特性を明確にする。
Modeの特性音を適宜使用する(Dドリアンの場合B音)、第3音を早く出すことによりMajor系ModeかMinor系Modeかを 明確にする。
ただしMajor KeyあるいはMinor Keyを感じさせるようなフレーズは避ける、ブロークンコードによるフレージン グはなるべく避ける、Tritone
を含む音程は使えない等があります。
Center
Toneへの解決するフレーズを安定させるために次のような方法がある。
Center
Toneへ4度下向あるいは5度上向、Center Toneへ2度下向あるいは2度上向、またこれらを組み合わせる。 などがあります。
(武蔵野音楽学院出版部刊、小山大宣著、Jazz Theory Workshopから)
@のCenter Toneを常に意識する、については前稿で述べたように(a)のカインド・オブ・ブルーではCenter Toneが十分意識されていますが、(b)のマイルス・イン・ベルリンのものにおいては最初の3小節に強調されているだけでその他の部分で は強く意識されてはいません。むしろ最初の4小節を除いてはAエオリアンのようにも思えます。このあたりのDeviationにつ いてはModal
Harmonyについても考え合わせる必要があるように思います。
また、AのModeの特性を明確にするについてはマイナー系モードであるにもかかわらず(b)のものには第3音がここまでに 全然出てきていません、ということも述べました。
Bの安定したモーダルフレージングとは?また、カインド・オブ・ブルーからマイルス・イン・ベルリンまで、2‐3年のインターバ ルの後の発展とは何なのかを次回さらに探ってみたいと思います。
(参考譜例はこちらをクリックしてご覧下さい)
Collaboration &
Interplay
コラボレーションとインタープレイは横浜モダンジャズクラブの2大テーマです。
詳しくはここをクリック。
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