なおなっく物語(青春編:中学)

剃り込み

私は、小学3年くらいから坊主頭である。

いつも近くの床屋に行っていたが、行くと50円を小遣いにくれる。
それが楽しみで床屋に行ったものだ。
床屋に行っていた頃は、帰ると親父が、頭ばみせろといって、見回して、きじ猫んあるやっか。あすこは下手ばえ。もう行くなーといっていた。
きじ猫とは「床屋の技」。うちの親父が床屋の上手い下手を見極める1つ。
1,2本他の髪より長い髪がはみ出ていることである。坊主や短髪ではわかりやすいが、長髪は見つけにくい。

しかし、小学3年の時、親が「スキカル」と言うバリカンを買ってきて以来、高校3年までこのバリカンが私の散髪で活躍をした。

それからは、父か母が私の頭を散髪した。エリマキトカゲみたいなものを首に巻いて、毛が床に落ちないようにしていた。
中学1年の時、父が遊び半分で、剃り込みを頭にいれ、テクノカットにして笑っていた。
次の日、学校へ行くと、まず、なお○先生に呼び出しをくらった。「なかちゃん、そん頭どげんしたとね。まさか、不良になろうとしとらんよね」と、不良の道に走っていかないか心配そうな話だった。
私は、「こん頭は親父が面白がってしたので、文句は親父に言ってくれ。不良にはならん。」などの会話をして何度も親父が散髪した旨を伝えた。その後、家に電話があったかは不明である。

ひと段落したら、1つ上の先輩に呼び出しをくらい、「そん頭はなんかー?」と言われ、耳をつぶして、ぐりぐりされた。
先生と同じように「親父に聞いてくれ。おりがしたわけじゃなか!!」と回答。うちの親父に聞ける先輩はいない。
2つ上の先輩にも言われたが同じ回答をした。姉がフォローしたかも知れない。

あーだこーだと一騒ぎあったのさ。ちゃんちゃん。
あんまりたいした話ではないね。