21.尼崎市守部神社の(南側)道標

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尼崎市南武庫之荘8−15、守部素戔嗚神社の境内南西部に
東を正面として、南北に二基建つ(北側はこちら
南側道標
尖頭型角柱 84x東面19.5x22p(頂高4p)(基部5p含む)
N34.747116 E135.38251


写真cimg0804

写真cimg0805

写真cimg0806  写真cimg6495

写真cimg0807

東面
┌─――――――――――――――――┐
│  尼嵜             │
│右    道           │
│  大阪             │
└―――――――――――――――――┘

南面
┌─――――――――――――――――┐
│(なし)             │
└―――――――――――――――――┘

西面
┌─――――――――――――――――┐
│           尼 嵜   │
│            何 某  │
└―――――――――――――――――┘

北面
┌─――――――――――――――――┐
│  門戸厄神           │
│左      道         │
│  かぶ登山           │
└―――――――――――――――――┘


(『尼崎の道標を訪ね歩く』平成27年荒木勉では20)
(同書では、「元守部村の村はずれの曲がり角(神社前)に建っていた。」としており、掲載写真では、鳥居
 の南西部に建っているように見える。
  神社境内に道標を建てることは無いため、移設には間違いなと思う(上記の写真位置とも明確に異なる)。
 元位置を考える為に明治の地図を見ると、44年発行の地図では、守部の集落の西に南北に通る新道が見え、
 20年発行の地図では小径で表現れており、この道を除くと、尼崎道は集落の南から、この神社に突き当り、
 西に曲がり80m地点で北折れし、150m北の西宮/伊丹道に出ていたと、想像できる。
 よって、最も相応しいのは、この神社の前の三叉路南西部に、現東面を、西面(180度回)させて置くか、
 北東部に、西面させるかのどちらかだが、現、無刻の南面が、見えない位置に来る、北東部が一番であろう。
N34.747067 E135.382866
 神社南三叉路の北東部辺り(前述の写真位置)にあり、そこから数m北の境内への近接移設としたい。)
(北側の道標についても、同様の論法となる。)
(西からきて、神社前で南に曲がると、「20.武庫之荘8泥付地蔵堂の道標」に行き着く、これはこの道が、
 甲山道であることを示す根拠にもなると思う。)
(甲山道の表現を持つ市内の道標は、全五基有り、
 1.「19.尼崎市浜田町1松原神社の道標」
 2.「20.武庫之荘8泥付地蔵堂の道標」
 3.「21.尼崎市守部神社の(南側)道標」(当道標)
 4.「22.同(北側)道標」
 5.「26.尼崎市南塚口3専念寺前の道標」
 西宮市域に於いては、「68.神呪寺丁石一覧」を参照下さい。)

写真eimg0235 写真eimg0238 写真eimg0241 写真eimg0263
【1.神社を北に望む 【2.境内より南西を望む 【3.道標を南に望む 【4.道標西面下部
 鳥居を入り左に当道標  左が当道標  石柵の向こう右(西)  見易い様に濡らした
 手前左(西)は武庫川へ】  右は15道標】  は武庫川堤防へ】  尼と嵜の間は無し?】

写真eimg0017
【5.尼崎の道標】


(西面、施主としながら、何某とはおもしろい。
  『尼崎の道標を訪ね歩く』では、「19.尼崎市浜田町1松原神社の道標」の「山上」と同一人物であろう
 とし、理由として、「形態、字体がほぼ同じ」を挙げている。
 そこで、ここでも、浜田町1松原神社の道標(左)と、当道標(右)を並べてみた。)
【行先案内部分の比較】
写真eimg0222 写真eimg0245 写真eimg0223 写真eimg0249
【6.浜田の西面】 【7.守部の東面】 【8.浜田南面】 【9.守部の北面】

浜田の大きさ、82x南面21x20p(頂高6p)と、守部の84x東面19.5x22p(頂高4p)とは、ほぼ同じとしてよいが、
道標頂上部の高さがやや異なり、浜田の方が、尖がって見える。

【同じく施主部分の比較】
写真eimg0225 写真eimg0263
【10.浜田の東面】 【11.守部の西面】

どちらも、「尼」の字のくずし方がよく似ており、一見「厄」に見える。ただ片方にだけ名前を入れる点と、
方や屋号の様である事等から、同一人物では無いかもしれない。
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