15.宝塚市清荒神2−18の道標

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宝塚市清荒神2丁目18−24 東西の巡礼道と南北の道が交差する変形四辻の北西部民家石垣に接して南東を正面に建つ
尖頭形角柱 66x18x21p(頂高3p)(下部3pコンクリート帯部含まず)
N34.812971 E135.355642


写真cimg2451

写真cimg2452

写真cimg2453

写真dimg1602

南東面
┌─――――――――――――――┐
│(な)た           │
│  若林嘉兵衛        │
└―――――――――――――――┘
(「な」は推定、「た」は変体仮名「多」)

南西面
┌─――――――――――――――┐
│すく中山道          │
└―――――――――――――――┘

北東面
┌─――――――――――――――┐
│右荒神道           │
└―――――――――――――――┘

北西面(写真なし)
┌─――――――――――――――┐
│(不明)           │
└―――――――――――――――┘


((なた)は近畿地方の歴史の道9より、
 『たからづかの道標』(昭和61年刊)58では「願主」となっており、
 「右側へ進むと、同じく若林嘉兵衛の手になる72の道標の立つ辻に出る。」とある。
 その道標は、現在2016年行方不明であるが、「なだ若林嘉兵衛」となっていたようだ。
 「若林嘉兵衛」とある道標は、宝塚市内に五基あり、
1.宝塚市清荒神2−18の道標(この道標)
2.宝塚市売布3丁目20の道標
3.売布小学校内の(小)南側道標
4.宝塚市売布3(小)南側の道標
5.宝塚市中山寺2中山寺梅林内道標
 いずれも、「なた」となっている。他市では見つかっていない。)
(清荒神へは、この道標を西(すぐ中山道の逆)方向に進んでもいけるが、徒歩なら右(北)が近い。)
(「若林嘉兵衛」の五基を見ると、筋違いの辻に建てられたものが多く、又施主であろう名前が
 一番見易い位置に面している気がする。)

「なた若林嘉兵衛の道標比較」はこちら。

写真cimg2454 写真dimg1605
【1.巡礼道より北を望む 【2.巡礼道より北東を望む
 道標は写真の左枠外  道路上の白線がズレた
 石垣に接して建つ】  四辻であることを示す
 
 東西、南北共にズレている

写真dimg0759 写真dimg1687
【3.宝塚東部の道標(明治44年)】 【4.変体仮名(た)
 
 『くずし字解読辞典』より】

【訂正 2023年9月】
 誤:南東面「(なた) 」、(「た」は変体仮名「多」)
 正:南東面「(な)た 」、(「な」は推定、「た」は変体仮名「多」)
 誤:南西 「すく中山道」
 正:南西面「すく中山道」
 誤:北東面「右清荒神道」
 正:北東面「右荒神道」
 誤:北西面「(写真なし)」
 正:北西面(写真なし)「(不明)」
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