88.箕面市箕面2西江寺八丁丁石

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箕面市箕面2丁目14 府道43号のアピンカーブに出た高山道が、再び府道を離れ、北東に登り、尾根筋へ出て北へ
曲がる地点の東側に開けた場所があり、北東に廻り込む行止りとなる道の入口部分の西側に、置かれている
(道は30m程で突き当りになり、崖状部分に弁財天等が祀られている。)
山型角柱 93x上面16x11p(頂高3p)(基部34x17x11p)
N34.83968 E135.474458


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上面
┌―――――――――――――――――――――┐
│八丁                   │
└―――――――――――――――――――――┘

右面
┌―――――――――――――――――――――┐
│(なし)                 │
└―――――――――――――――――――――┘

左面
┌―――――――――――――――――――――┐
│(なし)                 │
└―――――――――――――――――――――┘

下面
┌―――――――――――――――――――――┐
│(不明)                 │
└―――――――――――――――――――――┘

(『箕面のみちしるべ』箕面市教育委員会、平成三年刊、では58)
(同書の写真では木の前に立っているが、現在は倒れた状態である。
 又同書に「10mほど先で行き止まりになっているから、もとからここにあったものとは考えられない。」
 としている。現実に、五丁丁石から、高山道から外れる地点迄で、200m強(七丁)の距離となり移設
 が有力。ただ、もし東へ廻り込む道が行止りでなく現「十丁丁石」の方に出られれば、60m程度行程が
 延び、突当りとなる弁財天女碑手前辺りが、八丁の距離と推定でき、ほぼ現在の位置に有ったと出来る。
 此方の利点がもう一つ、前述高山道から外れる地点としたが、南から上ってくると、道なりに進めば、
 現丁石のある道を選んでしまう点である。但し北から下って来た場合は当てはまらない。
  十丁の丁石との関係を見ると、現位置から西へ進み、前述高山道から外れるとした地点から北に進む
 と、二丁弱になりこの二つだけを見ると、距離の問題はないものと出来る。
 或いは、突飛な考え方であるが、八丁丁石へ一度寄り道をして、高山道へ戻る距離を工程に加算すると
 すれば、行き止まりの道でも構わないのであるが、あまりにも都合良すぎるので置いておく。

  再度の調査で、高山道から外れるのではなく、現八丁石のある道が、旧道であろうと推測出来、元は
 行き止まりでなく、その上部に続いていたが、市の配水施設が建設された事に依り、現在の道に付け替
 えられたものとする。
 行き止まりに見えるのは、土留めの為の石積みがある為で、それを越えると、道跡らしきものが、配水
 場の石垣直下まで続き、今はそれを廻り込まなければならないが、ホテル南部の現在の高山道に出会う。
 このルートを歩測により計ると、5丁から8丁石へ3丁、8丁から10丁石が2丁となり、間隔が整合
 する。)
(倒れているので、石の全高から基礎部を引き、碑面部分高が59pである事が分かる。これは他の丁石
 とほぼ同じである。)

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【1.丁石を北に望む 【2.丁石を南に望む 【3.落ち葉を除けてみた
 倒れた石が当丁石  奥は広場状になり  周りの石は礎石か
 右、行止りの道】  右端で高山道へ】  わざと倒した感あり】

写真eimg4300 写真eimg4329 写真eimg4206
【4.行止り点の様子 【5.高山道から外れる地点を 【6.高山道下りを南に望む
 右端の石垣を越え  東に望む、真直ぐ八丁石へ  右、直は新道、画面中央
 左に廻込む跡が有る】  左、今の高山道、ホテルへ】  フェンス下を左、八丁石へ(道無)】

写真dimg2458 写真cimg7535
【7.箕面市の道標】 【8.勝尾寺丁石分布図】

(丁石に関しては
 43.「箕面市勝尾寺の東巡礼道丁石一覧」
 44.「箕面市勝尾寺の表参道丁石一覧」
 45.「箕面市勝尾寺のウツギ谷参道丁石一覧」
 46.「箕面市西江寺の高山道参道丁石一覧」
 も参照下さい。)
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