41.箕面市箕面4の道標

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箕面市箕面4−4 東西の道から南東に分岐する三叉路の南東部に南東を正面に建つ
頂部丸型角柱 100x北面18x18.5p(頂高4cm)(基部5p含む)
N34.833411 E135.476897


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南東面
┌―――――――――――――――┐
│春く みの於         │
└―――――――――――――――┘
(春くは変体仮名すぐ、同於はお)

北西面
┌―――――――――――――――┐
│春く 京道          │
└―――――――――――――――┘
(春くは変体仮名すぐ)

北東面
┌―――――――――――――――┐
│ 願主 京 中木氏      │
└―――――――――――――――┘

南西面
┌―――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘



(『箕面のみちしるべ』箕面市教育委員会、平成三年刊、67)
(同書では、東西の道を巡礼道、南東から交わる道を「萱野ー箕面道」としている。後者の道は、前述「9.
 箕面市萱野2の道標」にも書いたが、この道標は、現時点では三基の道標から成る、箕面山(瀧安寺)を案
 内するもので、西国街道、箕面市西宿1から当辻を経由し、箕面山まで瀧安寺参詣道としても良いのではな
 いか。当初は西国街道と巡礼道の単なる接続道で、案内に「京」とある事から、多く「京道」とするが如く
 に考えていた。
  尚、箕面山瀧安寺に関連する丁石ではないかと思われるものが、高山道に数点あり、下記46.より参照
 下さい。)
(又、同書には、「願主の名前も刻まれているようだが…埋められて不明である。」としているが、現在では
 復旧されており、上記の考察が可能になった。有り難い事である。道路拡幅等の影響はあるも、ほぼ元位置
 のままであろう。)
(この道標と萱野2の道標の違いは、「願主中木」「施主」であるが、同一人とした。)
(各道標の詳細は下記を参照。
 1.「箕面市萱野2の道標」
 2.「箕面市西宿1の道標」

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【1.道標を北西に望む 【2.道標を南東に望む 【3.道標を西に望む
 電柱の右に当道標  左奥(東)坊島へ  奥(西)箕面へ
 左右(東西)巡礼道】  右奥、西国街道へ】  左、西国街道、京へ】

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【4.道標北東面 【5.2017年現在の道標
 「施主 京」  基礎部5pを上に出し
 「中本氏」と読める】  復旧されれている】

(比較の為、三基の道標を載せておく)
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【6.箕面への案内 【7.京への案内 【8.施主部分
 西宿1は「山」とす】  西宿1には「京」なし】  西宿1は「皇都」萱野2は「本」】

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【9.箕面市の道標】 【10.勝尾寺丁石分布図】

(丁石に関しては
 43.「箕面市勝尾寺の東巡礼道丁石一覧」
 44.「箕面市勝尾寺の表参道丁石一覧」
 45.「箕面市勝尾寺のウツギ谷参道丁石一覧」
 46.「箕面市西江寺の高山道参道丁石一覧」
 も参照下さい。)
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