80.箕面市外院ウツギ谷参道13丁丁石

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箕面市外院 南北に通るウツギ谷参道の奥の池(下池)の南堤下、道の東側に西を正面に建つ
尖頭型角柱 50x東面21x14p(頂高4p)
N34.852379 E135.493279


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西面
┌――――――――――――――――――――┐
│(梵字)十三              │
└――――――――――――――――――――┘
(梵字はアン『箕面市史』より、種子は普賢菩薩か)

北面
┌――――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

南面
┌――――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

東面
┌――――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘


(『箕面のみちしるべ』箕面市教育委員会、平成三年刊、では47)
(同書には「十三町」と書かれているので当時はもう少し下まで見えたものと思われるが、今(2017年)
 は埋れている。梵字と数字の形態から見て、「十三町」丁石には間違いないであろうが、勝尾寺への物と
 すると距離が一致しない。よって、移設されたものであろう。奇しくも、この北220m(2丁)に、
 「31.箕面市外院ウツギ谷道奥の池北東の道標」が建っており、これを基準に移設したものと推測出来
 るが、本来であれば2丁勝尾寺側(北側)に建てなければならないのを、間違って南に持ってきたものだ
 と思う。移設に伴う「遠近」の間違いは多く、表参道の26町から28町丁石等もその例であろう。
  この丁石が、ウツギ谷参道にあったものであれば、上記の論法により、元位置は
N34.856108 E135.492872
 辺り、と想定できる。「30道標」と上記「31道標」の中間になる。
  或いは、この丁石に「施主小嶋屋」等があれば表参道系の丁石となり元位置も変るが、石の大きさや、
 尖頭部の高さを見るとこの系統ではなさそうである。(表参道13丁石は失われたまま。))

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【1.丁石を北に望む 【2.丁石を南に望む 【3.丁石西面下部
 奥右、ウツギ谷道】  奥(南)外院へ】  「…十三」辛うじて見える】

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【4.箕面市の道標】 【5.勝尾寺丁石分布図】

(丁石に関しては
 43.「箕面市勝尾寺の東巡礼道丁石一覧」
 44.「箕面市勝尾寺の表参道丁石一覧」
 45.「箕面市勝尾寺のウツギ谷参道丁石一覧」
 46.「箕面市西江寺の高山道参道丁石一覧」
 も参照下さい。)
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