なおなっく物語(幼少編)
犬
我が家には、昔犬を飼っていた。
小さい頃から僕が22才くらいまで飼っていたが、母親が犬を飼うのに嫌気がさしてそれ以降は飼っていない。
まるこ、レオナなど歴代5匹くらい飼っていたが一番長生きしたのがレオナである。
ここでは思い出深い、まるこ、レオナのことを書こう。
まるこは、母をたずねて3千里の主人公から付けた名前である。雑種である。
何年生きたのだろうか?思い出せないが、散歩をするときに暴れる印象がものすごく強い。散歩が済むと落ち着き、夜になると首輪をはずし、かくれんぼを良くしたものだ。もの影に隠れていると探しに来て、僕の顔を見て逃げる。それがなんだか楽しかった。ある日、僕が家に帰った時、尻尾を振って喜んでいたため散歩をさせようと散歩用の鎖に変えようとしたら、手がすべりまるこが逃げた。ものすごい勢いで国道の方に走った。国道まで距離にして50mくらい。まわりのことは目に入らないようで、猪のようにに走った。僕も全力で追いかけた。鎖を踏んで止めようとしたが追いつかない。そうこうしているうちに国道に近づく。嫌な感じで緊張していた。どっかーん。ぶつかる音が聞こえた。うぉーーーーーー。こういう場合、何をしたら良いかわからない。車も走り去ろうとしている。ナンバーを覚えないといけない。と子供心に考えていたが、動けない。車が去って行く。とにかく家に向かって走った。親父にまるこのことを必死に告げ国道に戻った。即死だった。ピクリとも動かず、口は開きっぱなしだった。閉じようとしても閉まらない。死後硬直である。幸い轢いた車も戻ってきており、その後のどのような話になったかは良くわからないが、家族で畑にまるこを連れて行き、穴を掘って埋めた。僕のせいでまるこは死んだ。ごめんよまるこ。
ちなみに、うちの犬は良く轢かれる。いつも国道で。まるこが初めてではない。だからその後は気をつけて鎖をつけるようになった。うちの町は犬だけでなく、人も良く国道に飛び出すことで有名である。
レオナは、小学校5年の時、親父と一緒に熊本市内に行き、5万円で買った血統書付きの秋田犬である。母には内緒の買い物である。うちの家では一番長生きをして10年生きた。名前は、血統名は、天勝号、通称レオナと名づけた。レオナは、ノーベル物理学賞の江崎玲於奈から命名した。一番頭が良く、交通事故で死ななかったのはこの犬だけである。思い出はたくさんあるが、良く人に噛み付いた。婆さんは毎日夕方花壇に水をやっていて、隠れてレオナに水をかけていた様である。飯を食べている最中である。それを覚えていてある日、ガブッとやっちゃった。完治するまで半年もかかっていた。僕も噛み付かれたことがある。ある日、レオナとじゃれていて、首をつかみ、右に左に首を回していた。突然ううっー。ガブッっとやられた。Tシャツはびりびりに千切れたが、幸い怪我はなかった。その他にも新聞配達の先輩にもガブッってやっていた。他人であるため色々問題になったが、その後のことは良く知らない。
格下と思ったものには唸っていた。しかし格上の親父には逆らったことはない。いやっ、一度だけあった。ある日、レオナがねずみを加えていた。家族が見守る中、そのねずみをレオナから取ろうとしていた。その時、親父に歯向かった。親父はカチンと来たらしい。デッキブラシを持ってきて、レオナを突きまくった。顔中が青たんがたくさん出来ていた。初めて犬にも青たんが出来ることを知った。
その他、山につわ、蕨取りに婆さんと良く出かけていたが、レオナも連れて行ったことがある。5,6時間山の中を歩きまくるのだが、さすがに疲れたようで、その日は水は良く飲んでいたが、食欲はあまりなかったことを覚えている。また、親父は散歩をする際、野良犬がいたら、必ず喧嘩をさせていた。噛み付きあうため、怖かったが、親父はそれを見て笑っていた。それ以降は、親父と犬の散歩に行くのを止めた。
書ききれない思い出がたくさんあるが、僕が20才の時死んだ。GWに家に帰る前日に死んだ。享年10才。まること同じ畑に埋められている。楽しい思い出をありがとう。レオナ。